英国繁栄の礎を築いたエリザベス1世の姿を
我が身(←ナラリーノ国の国家元首だし)に重ねるべく!
映画『エリザベス:ゴールデン・エイジ』を見てきました。
ゴールデン・エイジとはいえ、
エリザベス自身にはゴールデン感、薄。
なぜなら本作でのエリザベスは
彼女の地位や命を狙う国内外の輩や
自分の中の弱さを敵として戦い続けるから。
英国を黄金時代に導くために
背筋を伸ばして生きようとする
女王の葛藤が描かれたお話ゆえ、
むしろ『エリザベス:ご本人はイブシ銀』。
史実に基づいた重厚な作品だが
時代モノが好きな方はもちろん
こんな方たちにも向いてる映画だ。
■こんな方たちも、ドウゾ
1.キレイなもの、大好きな人
2.『7つの黄金郷』世代
3.アンチ橋田壽賀子
4.子育て中のお父さん、お母さん
5.現在の世界情勢を憂う人
1.キレイなもの、大好きな人
映像が綺麗だよう。。。(ウットリ)
教会のシーンは白がいっぱい!
大理石、差し込む光、
白肌に白いレースの立ち襟、シフォンのドレス。
質感の違う白の中で、エリザベス、仁王立ち!
膨張色の中で、存在感、更に倍!!
あと、メアリー・スチュアートの処刑シーン!
薄暗い処刑場、黒尽くめの衣装をまとった人々の前で
黒い囚人コートをガバッと脱いだメアリーが着てたのが!!!
深紅のドレス!
超キレイだったよ・・・(ウットリ)
お話、演技、映像。
作り手の意図が三位一体☆
映画はこうでなくっちゃ!
でも、ところどころ
痛ぇシーンが出てくるので
そういうのが苦手な方は
そこだけ目を閉じよう。
2.『7つの黄金郷』世代
『エースをねらえ!』の山本鈴美香が描いた
未完のマンガ『7つの黄金郷(エルドラド)』!
『エリザベス:ゴールデン・エイジ』の時代背景は
『黄金郷』の後半〜描かれなかったその後に当ります。
スペインの無敵艦隊との直接対決、
その際エリザベスが激を飛ばす感動シーンは
マンガにはギリギリ出て来なかった。
あの劇画に慣れちゃうと
映画はちょっと迫力不足だけど(どんなマンガだ!?)
でも、動いてるメアリー・スチュワートや
ウォルシンガム卿が嬉しいのはもちろん、
パルマ公やキャプテン・ドレイクの名前も
チョロ出!懐かしいですよ!?
当然、『黄金郷』のオーリやアーサー、
レッドフォード侯は出てきませんが
それでも探したい自分がいた(TT)
3.アンチ橋田壽賀子
容姿の衰えや心ない噂に心を痛め
切ない恋に身を焦がすエリザベス。
従姉妹との争いや
離婚を繰り返した父王の存在など
ドロドロな親類ネタが
橋田壽賀子『渡鬼』を想い出させますが−−−
(え、想い出さない?)
ケイト・ブランシェット演じるエリザベスは
人間味を醸し出しつつ、ホントに高貴だった!!!
冒険家として新世界に飛び出していく
ローリーに恋するエリザベス。
途中、嫉妬で取り乱す場面があるも、
ケータリングの世界に飛び込んだ元ダンナに
色目を使い続ける沢田雅美(by『渡鬼』)の下品さは
全くナッシングなエリザベス!
4.子育て中のお父さん、お母さん
生まれて来た娘をどのように育てよう−−−
と思案中の方。
映画を観て、
「賢くてしっかり者のエリザベスみたいにしたい!」
と、思うか。
若くて可愛い侍女に男を寝取られちゃったエリザベスを見て
「やっぱり女の子は権力よりも普通の幸せが大事−−−」
と思うか−−−
悩みましょう!
5.現在の世界情勢を憂う人
エリザベスは慈愛と信念の人。
そんな彼女が終世気にかけた問題のひとつは
信仰の違いで争いが絶えない
当時の英国の現状だった。
カトリック弾圧をほのめかす忠臣に対して
「行いで罰しても、信念では罰しない」
と宣言するエリザベス。
これは似たような争いが続く今の時代にも
通用して欲しいセリフではありませんか!?
■で、結論
私より公として生きる人間の心意気を堪能するもよし、
映像美、俳優陣の名演技を楽しむもよし、
争いの歴史を繰り返さないためのお手本としても
オススメな映画です。
■映画『エリザベス:ゴールデン・エイジ』公式サイト(あらすじ&キャスト)
■映画『エリザベス:ゴールデン・エイジ』理解のために↓↓↓