19世紀のフランス文学の傑作をロシアの巨匠、アレクサンドル・ソクーロフ監督が映画化した『ボヴァリー夫人』。1989年製作の本作品を監督自ら再編集したディレクターズカット版が日本で公開されている。
日本経済新聞の映画評で絶賛されていたので観に行ったのだが−−−
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映画『ボヴァリー夫人』あらすじ
町医者と結婚したエマ(セシル・ゼルヴダキ)は夫が開業した片田舎での退屈な生活に飽き飽きし、次第にふさぎこむようになっていく。そんなある日、裕福な隣人のロドルフが使用人の治療のために夫の診療所を訪れたことから、彼女はロドルフとの情事に身を焦がし、浪費を繰り返すようになる。
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日経紙で絶賛されていたのだが−−−
ナラリーノの好みには、まったく合わなかった−−−
もともとこれは面白いか/面白くないかを語る映画ではなさそうだ。
始終何かから救われたがっているボヴァリー夫人の姿や暗示的な映像、演出から自分で何かをつかみ取っていかねばならないのかもしれぬ。
ということで。以下、ナラリーノが映画『ボヴァリー夫人』からつかみ取ったものを一挙にご紹介。
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まず、登場人物を見て驚いた。
主演女優(正確には素人さんだったらしい)のセシル・ゼルヴダキがなんというかこう−−−ローマ時代辺りからこの世にいそうな、“原始”の力強さがある顔立ちで−−−ものっすごくアクの強い、繊細さがまるでない顔の作りをしている。おまけに年かさに見える。
こういう人なんだ、ボヴァリー夫人?
ちなみに以前から山田ジャク(木の下に爵)の翻訳版を読みたいとリストアップしつつ結局読んでいないので、原作のボヴァリー夫人と映画がどの程度リンクしているのかがそもそもわからない。
「これ、原作に忠実なのかな?」と一緒に観にきていた友に−−−「若かりし頃、いきがって(?)『ボヴァリー夫人』を読んだ」と言っていた友に聞こうと思って隣を見ると、すでに夢の世界の住人となっていた。
ま、いっか。
◆つかみ取ったもの
ナラリーノには、こだわりがありません。
ちなみにセシル・ゼルヴダキ、イタリア系ギリシャ人ということでナラリーノのイメージはなんとなくあっていたような。
そして、原作に忠実な作品ではないようだ。
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こだわりない観客を置いて、物語は進む。
そしてその物語の中で、つねにハエがブンブン飛んでいる。いったい何のイメージなのだろうか。腐敗?
画面にたくさんのハエが飛んでいて、次第に姿は消すのだが、どのシーンからもその羽音が延々と流れてくるという。正直、気持ち悪い。
だが−−−
聞いているうちに、だんだん気にならなくなってきた。
◆つかみ取ったもの
ナラリーノは、すぐ慣れます。
またどうでもいいことつかみ取ったようだ。次。
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生活に倦んだボヴァリー夫人は夫に隠れて恋愛を重ねる。若い恋人たちのおかげで生き生きしてくるボヴァリー夫人。でも「羨ましいな〜」と思えるほどカッコいい恋人たちではなく。
◆つかみ取ったもの
ナラリーノ、やっぱり面食いなのね。
う〜ん。次。
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原作はフランスで発表された当初、風俗紊乱の罪に問われたほどの作品なのでガンガン濡れ場が登場する。部屋で車で原っぱで。なんかもうボヴァリー夫人、脱ぎっぱなしだ。
が、ここまでオープンだとなんかこう・・・「背徳」とか「官能」とかいった言葉が消えて「混浴」的なイメージがムクムクと持ち上がってしまうものなのねー。
◆つかみ取ったもの
やっぱりチラリズムだよねー。
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とまあ、結局のところどうでもいい自分の内面をたくさんつかみ取ってしまったナラリーノであることだ。映像は綺麗なんだがね。公式サイトの画像、雰囲気があって素敵でしょ?が、このホームページ。ボタンの作りが間違えておるようにも思う。
「コメント」にマウスを当てると「コンメント」に変わる。なにか意味があるのだろうか。
◆つかみ取ったもの
やっぱりナラリーノ、どうでもいいことに気づきがち。
そんな『ボヴァリー夫人』であることだ。ちなみに同じく日経紙で5つ星評価を得た映画『アンナと過ごした4日間』。こちらのほうが見応えあったが、そこまですごいかなあ−−−
◆つかみ取ったもの
ナラリーノ、日経映画評とは相性悪し。
まあ、それに気づけてよかった。
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映画100本ノック★ランキングではこの順位
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『ボヴァリー夫人』公式サイト
『アンナと過ごした4日間』公式サイト
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『アンナと過ごした4日間』あらすじ
ある日、釣りに出掛けたレオン(アルトゥール・ステランコ)は男に暴行されているアンナ(キンガ・プレイス)の姿を目撃する。恐怖のあまり何もできないレオンは警察に通報するが現場に落とした釣り道具のせいで容疑者として逮捕されてしまう。
釈放後、アンナを遠くから見つめるのが習慣となったレオンは、アンナが就寝前に飲むお茶の砂糖に睡眠薬を入れ、部屋に忍び込むようになり−−−
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