文化の日。母に誘われ、山種美術館(東京・恵比寿)の「速水御舟−日本画への挑戦−」展に行ってきた。
速水御舟(1894〜1935)は次々と新しい画法に挑み続けた日本画家。今回の特別展は、山種美術館所蔵の120点の御舟作品と本邦初公開の個人蔵資料から御舟が目指していた絵画の方向性を探ってみよう——というものだった。
日本画に思い入れはなかったのだが、この展覧会は魅せられる作品が多々。お近くでご都合のつく方は是非。オススメです。ただし、テレビで紹介された影響なのかナラリーノ親子が帰る頃(午後12時くらい)には激混みでした。
気に入った作品をミュージアムグッズでご紹介。高いリトグラフじゃない貧しさを、許せ。
まずは『炎舞』(1925年制作。重要文化財)。
炎とそれに吸い寄せられるように集まった蛾の群れが描かれている。下の方は抽象的、上に行くにつれて火の粉を散らして燃え上がる写実的な炎に変わっていく。
朱を含んだ黒い背景といい、ぼんやりした蛾の輪郭といい、なんとも幻想的でこういう絵は大好き。身を焼かれるところに飛び込んでいく虫、というイメージもいいじゃないですか。。。
いや〜、この世でもっとも嫌いな虫=蛾をこんなにガン見する日が来ようとは!まさか部屋に飾ろうと額絵(後ろのグッズ)を買っちゃうとは!手前のクリアファイルはプライベート鞄に入れてチラシやメモ書き、切り抜きなんかを挟もう。今使っている『レッドクリフ』ファイルはボロッボロになったから。
持ち歩くのか〜蛾が描かれたクリアファイルを!
次に『翠苔緑芝』のミニサイズのクリアファイル。またファイル(苦笑)
『翠苔緑芝』は1928年制作の屏風絵で、ナラリーノ購入のファイルの絵はその右隻にあたる。ちなみに左隻は「紫陽花にウサギ」だった。
なんだかイラストチックな黒猫が可愛く目立っているが、実物は苔むした地表と見事な琵琶の木の質感に見とれてしまう1枚だった。
このファイルには映画やイベントのチケットを入れて持ち歩こ〜っと(『炎舞』ファイル同様、フタ付きなんです)。こういうことしてるから、ナラリーノの荷物はいつもシャレにならないほど重い。
ポストカードは左から1934年制作の『牡丹花(墨牡丹)』と1929年制作『名樹散椿』を。これはさすがに持ち歩かないで飾るか友人に送ろう。
『牡丹花〜』は通常の日本画とは違って縁取りのない画法。墨がにじむにまかせた花びら、黄金の花弁、浅い緑の葉のコントラストが綺麗すぎた。
『名樹散椿』は重要文化財の屏風絵で圧倒的な美しさ。実はこの絵にも、『炎舞』同様ナラリーノの嫌いなモチーフが描かれている。
それは椿——椿自体が嫌いなわけではなくて、何色か描かれているうちの「白地に紅斑の椿」が苦手なのだ〜我が家にも咲いているのだが、実物はけっこう気持ち悪い(と、思っている)。
しかも我が家の「気持ち悪い椿」は——最初は赤い椿だったのに次第に斑入りに化けてしまったという曰く付きで「勝手に変わるなよ!」という怒りも混ざっている。
そんな負の私情が絡んだ斑入りの椿が鮮やかに、生き生きと描かれていてステキだったことに驚いた。う〜ん、うちの椿ちゃんがちょっくら不気味だっただけなのかしらね。
とまあ、芸術に触れた秋の日。館内のカフェでは「食欲の秋」も楽しめましたとさ。
お抹茶セット1100円なり♪甘さ控えめの練りきりと薄目に点てた抹茶。どちらもナラリーノ好みでした。
:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+
山種美術館公式ホームページはコチラ
:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+
最近のコメント