『小さな村の小さなダンサー』感想＆映画、こんなの観る予定（～10月）

渋谷のル・シネマで公開中の映画『小さな村の小さなダンサー』を観てきました。中国からアメリカに亡命した名ダンサー、リー・ツンシンの半生を映画化した作品です。

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『小さな村の小さなダンサー』あらすじ

1961年。
中国・山東省で7人兄弟の6番目の息子として誕生したリー（ツァオ・チー）が11歳になったある日、村に北京から視察団がやってくる。彼らは毛沢東夫人・江青の政治的文化政策の一環として、バレエダンサーになるに相応しい子供を探しにきたのだ。

めぼしい逸材が見つからず落胆する視察団に、担任の先生がリーを推薦する。これをキッカケにリーは北京の舞踏学校でバレエの英才教育を受けることになる。

成長したリーは、中国を訪れていたヒューストンのバレエ団の主任ベン （ブルース・グリーンウッド）の目に留まり、アメリカでのバレエ研修に参加することに――。

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「リーさん。本当はもっといろんなことがあったんじゃないの？」

「でも自伝にそうは書けなかったのかしら」

「それにしても中国とアメリカが手と手をとるような映画見るのってなんか複雑よ」

「そういやリメイク版の『ベスト・キッド』も師匠がジャッキー・チェンになってたし」

「がんばれニッポン」

と、思わないこともないのですが——バレエのバの字も知らなかった少年が自分の意志に反して家族と離れて修行をし、さまざまな出逢いを通して自由に表現する喜びを見いだす。激動の人生ばかりをクローズアップせずに、カルチャーショックでどぎまぎしている様も交えてなど、涙あり、笑いありの1本なのでした。そろそろアメリカを去らねばならなくなりました、のくだりは緊張したし。

バレエダンサーのお話しだけあって途中途中に公演シーンが挟まれるの。それがまた素晴らしいったら！踊り好きな方、『テレプシコーラ』愛読者は必見です。

リーさんをアメリカに連れてくるベンさん。ラスト近くでようやく誰だか思い出した。『13デイズ』でJ・F・ケネディやったブルース・グリーンウッドじゃん！
スマートでかっこいいケネディだったんだよな…『小さな〜』では一緒に見に行った友人が

「なんでトルシエが出てるんだろうと思った」

って言うほど面変わりしてましたが（ホントに似てたの、現在のトルシエさんに）。

あとあと『ツイン・ピークス』でしたっけ？のカイル・マクラクランも出てました。なんだか懐かしい面々だ。

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今年は映画100本ノックがいまいち不調です。なにがなんでも映画館で観たい！と思うような作品が少ないの。とはいえ、観たいと思っている＆観る予定の映画はこんな感じ。

※追記：実際観た作品は「緑の字」にしました。

◆公開中
「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」
「ベスト・キッド」
「悪人」
「バイオハザード4」
「BECK」

◆9月25日(土) 公開
「13人の刺客」

◆10月1日(金)公開
「大奥」

◆10月9日(土) 公開
「ナイト＆デイ」

◆10月16日(土) 公開
「インシミテル」

オススメ映画があったら教えてくらはい〜〜〜

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映画100本ノック★ランキングではこの順位。

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◆作品情報

『小さな村の小さなダンサー』（公式サイト）

英題：MAO'S LAST DANCER（2009年/オーストラリア）
日本公開：2010年8月28日
上映時間：1時間57分
配給： ヘキサゴン

監督：ブルース・ベレスフォード
製作：ジェーン・スコット
原作：リー・ツンシン
脚本：ジャン・サーディ
撮影監督：ピーター・ジェームズ
プロダクションデザイン：ハーバート・ピンター
編集：マーク・ワーナー
衣装デザイン：アンナ・ボーゲーシ
音楽：クリストファー・ゴードン
ダンス場面振付：グレアム・マーフィー

キャスト：ツァオ・チー / ジョアン・チェン / ブルース・グリーンウッド / アマンダ・シュル / カイル・マクラクラン / グオ・チャンウ / ホアン・ウェンビン / ジャック・トンプソン

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