福山さんと香川さんの凄さ☆大河ドラマ『龍馬伝』第3回
昔は浴衣がバカボンみたいだったのに。。。ホントにいい年の取り方しているんだなあ・・・12年前のフクヤマさん主演ドラマ『めぐり逢い』のワンシーンです。
※記事が長いので、この先は「続きを読む」で♪
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今回は、不思議とキュートな溝渕広之丞役・ピエール瀧も登場。ゲラゲラ笑わせつつ、弥太郎の苦しみ、それに気づく龍馬、そしてホントは自分も龍馬のように羽ばたきたいと願う武市さんの憂鬱をしっかり練りこんだ回となった。
武市さんは胸の内を隠して江戸に旅立つ龍馬を励ますのだが。
ヤタちゃんは「江戸に行きたい」という気持ちを龍馬罵倒で表現。
でも確かに。ヤタちゃんがムカつくのがわかるほどのぼんくらぷりを発揮するフクヤマ龍馬であることだ。以下、フクヤマ龍馬の性格がよくわかるエピソードです。
ワシも江戸に行けることになったぞ〜とついて来たヤタちゃんに対し−−「それは良かったねヤ~♪」とまったく疑いの目を持たないフクヤマ龍馬。
最初っからヤタちゃんを疑う溝渕さんに対しても−−
こんなんだから、ヤタちゃんが持っていたのが偽手形だったと知って−−
やっと驚くフクヤマ龍馬。
遅。が。溝渕にかかる迷惑を考え、ヤタちゃんを振り切ろうとするフクヤマ龍馬。いちおう、常識は持ち合わせている模様。
で、肝心の溝渕さんを置いて激走するフクヤマ龍馬。いざとなったらすんごい素早いぞ、と。
ちなみに、それでも追いついたヤタちゃんのパワーに負けて結局同じ宿に泊めちゃうフクヤマ龍馬。
そう、ホントに人がいいのだフクヤマ龍馬は。ならず者からヤタちゃんをササッと助けたりね。でも、こういうところすべてが、ヤタちゃん的には不愉快なんだよね。
私がヤタちゃんでも絶対にイヤよ。
お金持ちで、家族から愛情を注がれて、顔よくて、性格よくて、人から好かれて、ぼーっとしてるけど腕っぷしは強くて、なぜか魅力的で、って自分にないものばっかり持っている男。
もうイヤでイヤで自分と比べすぎて、だから余計に気になって頭から離れないような存在。
そんな龍馬に「ヤタも自分も一緒だ」なんて言われて怒るヤタちゃん。
お前は起き上がることもできないくらい飢えたことはあるのか?地べたに頭すりつけて頼んでもワシを江戸にやろう言うヤツはおらん。お前と一緒にするな−−
ヤタちゃん、よくわかるよ。
で、ここまで胸に迫ってくるスゴ腕の香川ヤタちゃんの横にいても輝いてるところ。それがフクヤマ龍馬の素晴らしさだと思う。これこそ、作り手が何が何でも欲しかった要素だったんじゃないでしょうかね。
フクヤマさんが、ふと、うつむくだけで空気がシュンとする。古いドラマを見てわかった。フクヤマさんは達者な演技じゃないかもしれないけど、話のニュアンスだったり温度だったりを伝えるのにとても長けた役者さん。
ヤタちゃんの悲しみ、自分の甘さ、偽物の手形から「人は一緒じゃない、世の中で得られるものは一緒じゃない」ってことにきっと気づいたフクヤマ龍馬は経験からいろんなことを学ぶタイプ。
幼少時代の描写が短かったから、こういった積み重ねで我々は『龍馬伝』の龍馬をつかんでいくのでしょうね。
何はともあれ、偽手形の道連れになることを決めるフクヤマ龍馬と、やっぱり龍馬を巻き添えにしたくないヤタちゃん。関所でヤタちゃんひとりが捕らえられるシーンはカメラがずーーーっとふたりを追っていて迫力がありました。
で、結局はうまく逃げてきたらしいヤタちゃんが、船に乗った龍馬を見送るの。
まったく噛み合ぬ想い。いいコンビだ。で、最後、急に男らしさが増した龍馬の表情が大写し、と。すごくよかったネ〜♪今日もあっという間でしたよ『龍馬伝』。
ちなみにドラマ『めぐり逢い』、いま見直すといじりドコロ満載で殺人的な面白さ。
(´・ω・`)ノ*******************************
『龍馬伝』第3回「偽手形の旅」あらすじ
江戸での剣術修行を許された龍馬(福山雅治)は父・八平(児玉清)から渡された修行心得を胸に、江戸行きの経験がある溝渕広之丞(ピエール瀧)とともに生まれ故郷を出発する。
城下を出て間もなく、龍馬たちの前に弥太郎(香川照之)が現れる。江戸行きの許可は得ているものの江戸まで行く金がないので同行させてほしいという。反対する溝渕を押し切って龍馬は弥太郎を旅の仲間として迎え入れるが、弥太郎が持っていた通行手形は、なんと偽物。
一方、家庭の事情で土佐に残った武市(大森南朋)は、やるせない毎日を送っていた。
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すごく、弥太郎の気持ちがわかります〜。
恵まれていて愛される龍馬...。顔が良くて、人気者で、歌が歌えて、しかも役者の才能にまで恵まれる福山そのもの。そういう配役なんですね。本人、悩みもあるんでしょうが、嫉妬されちゃいますよねぇ。
殺人的な面白さ、『めぐり逢い』が気になるっ!
投稿: ぽおる | 2010年1月18日 (月) 05:39
確かに船のシーン、笑えました。
来週は江戸、予告編で一目でわかったJINと同じロケ地、私が訪れた時の準備『龍馬伝』だったのか???数日遅ければ福山さんに会えたかと思うと…。
投稿: ヤス | 2010年1月18日 (月) 07:34
ナラリーノさま、こんばんは。
相変わらず、自然描写の映像は美しいですね。
ロケが多いのはいいですね、作品に広がりがあって。
今回は龍馬と弥太郎の一騎打ち、といった感がします。
この二人が縦糸とすると、武市さん、加尾さんの揺れる心が横糸でしょうか?
で、所々に全く色合いの違う父親二人が、彩りを添えているというか……。
それぞれがうまくかみ合いながら、織り上がっていく様を見た気がします。
さて、この後どんな模様が見えてくるんでしょうか、楽しみです。
投稿: お夕 | 2010年1月18日 (月) 22:29
皆様、コメントありがとうございました☆
>福山そのもの。
ホントに。
で、それを納得させちゃうのがスゴイし
劣等感の塊みたいな香川ヤタちゃんもサスガ☆
>殺人的な面白さ、『めぐり逢い』が気になるっ!
言い尽くせるようになったら
ヤスさん
記事にしようと思います!
待っててね♪
船、面白かったですよね。
今回はなんだかすごく笑いました・・・
(家族には不評な回だったのですが)
あ、例のロケ地だったんですね!
お夕さま
数日遅ければ−−貫地谷さんにも逢えたりしたかも!?
こんばんは〜ほんとに映像きれいでした。
江戸に向かう3人が海あり山ありの中で
話してるシーンとか、すごくきれいでした。。。
お夕さまのたとえ、とてもよくわかります。
そろそろ横糸・武市さんもしっかり観てみたい〜♪
どんな織物になるんでしょうね!?
投稿: ナラリーノ | 2010年1月19日 (火) 00:58