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畳の上の格闘技・マンガ『ちはやふる』

今日は久々に漫画の話など。




『ちはやふる』



ででん!マンガ大賞2009の大賞受賞作『ちはやふる』(講談社/末次由紀・著)。現在、4巻まで発売中。






先日、立ち寄った本屋で面出しされてて。ああ、これ新聞で紹介されてたなーと思い出して何となく購入したのですが。






ハマりました。面白いです。面白いだけでなく、「心技体」が揃った内容が深くてとてもいい話。小倉百人一首競技かるたに情熱を燃やす女の子・千早の青春物語です。未読の方がいらしたら、是非。





book あらすじ−−−−−−−−−−− 

小学校6年生の千早は、幼なじみの太一とともに転校生の男の子・新の特技「競技かるた」にのめりこんでいく。かるたを通じて絆を深めていく3人だったが、小学校卒業を機にそれぞれが違う進路を歩むことに。

時が経ち高校生になった千早は、理解者がまるでいなかった中学時代のウサを振り切るように競技かるた部を設立しようと奮闘する。その胸の中にはいつも会えなくなった新がいて−−−

bookbookbookbookbookbookbookbook



『ちはやふる』、その妙なるポイント。まずは競技かるたの話つうのがいいでしょう?テーマ、『競技かるた』。ナラリーノもいろんなマンガに触れながら大人になりましたが読んだことない。新しい!




ちょっとしたルールしか知らなかったから




「こんな競技なのか−−−(激震)」




って、胸はときめく一方ですよ−−−その奥深さを画面いっぱい、縦横無尽に描いている『ちはやふる』。かるた、したくなります。




上の句の何文字目で取り札(下の句が書かれた札)が特定できるか覚えて挑む競技かるた。これは上の句一字で下の句がわかる歌(「一字決まり」)、これは六字読まれないとわからない歌(六字決まり)、とか。それは知ってたんだけど−−−競技が進むと読まれた札が減っていく分、この「決まり字」が変化するんですよね。さっきまでは「ちぎり」まで読まれないとわからん札が2枚、でも今は札が減ったから「ち」が来れば決まる、とか。




だから競技者は、試合前なら取り札をどう並べればいいかを考え、札がどこにあるか、読まれたらどこに反応すればいいかを記憶し。で、試合中は消えた札が何かを覚え、決まり字を頭の中で組立てなおす、と。こんなことを、読み手が声出す瞬間を聞き逃さない集中力を持続させながら続けていくんです。時に博打を打ちながら。脳が糖分を消費しすぎて3キロくらい痩せることがあるらしい。かるた、無理です。




即寝



こんなだからこそ、試合が終わった瞬間に寝てしまう主人公。。。






腕の振り、飛び込み。体もフル活用な競技かるた。さまざまな技、精神論もあり。だから『ちはやふる』はスポ根マンガです。ページは斜線でいっぱい。ちぎれそう。






で、競技者たちの心の成長が描かれているのもナラリーノのツボ。『ちはやふる』、その妙なるポイントのひとつ。






なにせ上の句を読み上げられた瞬間に下の句を捕りにいくから(「取る」というか「捕る」なのよ)、みんな






「上の句が××なら下の句は××」






って必要な文字分だけ機械的に覚えてる。歌の意味とか情緒なんてどうでもいいんですね、勝ち抜くためにそれが子供の頃からずっと続いてる。もちろん、主人公の千早も。






でも、高校生になってかるた仲間が増えていって。その仲間が歌の意味を教えてくれたり。だからだんだんと気づいていくんです、歌ってのは人が心を読んだものだ、意味のあるものなんだって。






千早には「これはもう、絶対自分が捕る!」っていう得意な札があるんです。で、






「競技線の中で、その札だけが真っ赤に見える(ようになった)」






ってつぶやくんですが、ここ、かなり感動的ですよ!ひらがな羅列なだけの札だったのに、ひとりだった自分に仲間が歌の意味や自分との関わりを教えてくれたから命のあるもののように浮かび上がってくるシーン。






そういう表現ってスポ根少女マンガの王道ですよね。人生の背骨(『ちはやふる』ではかるた)が出来て、仲間や道を示してくれる大人たちとの出会いを通してそれがどんどん骨太になっていく、という。扱うテーマは斬新だけど表現は涙腺刺激の王道。だからいまや大人の元マンガっ子たちでもすんなりハマれるはず。






出逢って別れて、でもつながってるものがあるからまた出逢えて。もちろん淡い恋愛が描かれておるのも王道たるゆえんです。このマンガは子供や学生さんにこそ読んで欲しいわ〜きっといろんなことを教えてくれると思うから。




ちなみに気になる続き・第5巻は6/12に発売だって!千早の目標・かるたクイーンがいよいよ登場!捕った札を音もなくすっ飛ばすような、クールで華麗なカルターらしい。どんな女だ、いったい。






◆余談
5/24に開催されるはずだった第63回全国かるた競技京都大会、インフル余波で中止になったらしい。。。


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コメント

きゃー!くやしいぃ!
これは私がナラリーノ様にお勧めしようと思っていたのにっ。
絶対ハマるとおもっていたのよう。

実は立ち読み(ええっ!この歳で立ち読み...という自分ツッコミはさて置き)も出来なくなったので、この週末に全巻買ったばかり。楽しさ再認識中。
次の巻の発売日情報ありがとう。買いにいくぞー!

ふぉぉ~ぉ、ナラリーノのツボ、押しまくりの作品ですな!

『ちはやふる』って・・・ちは やふるってなんだろう?と思ってしまった非国民(私)を許してくだされ。

今度貸して・・・。(買わないのかぃ 汗)

今回もコメントありがとうございました♪
本文にも書きましたが、しっかりとした
いい作品です。未読の方、読んでいただけると
嬉しいです!

bookぽおるさん

ははは☆悔しがることはないわ!
私よりぽおるのほうが
ずっと前から読んでたんだもの。
それにしても発売日、お役に立ててよかった☆

推察通り、ハマったわ〜
それにしても互いに同じ時期に全巻購入って
何の運命???

>この歳で立ち読み...

いやいや、立ち読み上等でしょう(きっぱり)



bookP3ちゃん

このマンガはツボよ〜
スポ根系、大好き!!!
笑いと涙をくれるのがポイントよね♪

>今度貸して・・・。

もちろんいいよ。
まだ少ないうちのほうが軽いから
お互いのためにもなるよね(苦笑)

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