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数奇で普通な『ベンジャミン・バトン』

こういう映画を見せてもらうと、やっぱりハリウッドっていいなあと思えます。『ベンジャミン・バトン』の話です。


主な舞台は第一次世界大戦〜21世紀にかけてのニューオリンズ。駅を飾る大きな時計を作った時計職人のエピソードから物語は始まります。


その時計は、愛息の戦死を嘆いた職人が「時が戻れば死者に逢えるのに」という思いをこめて作った逆回転する時計。


普通の流れとは逆の時を刻む時計。
それを地でいくような人生を歩むのが主人公のベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)というわけ。彼は80代の男性として誕生し——だから幼少期は白内障、杖がないと歩けなかったりと大変——そこから若返っていく運命にあります。


何だかダンシングベイビーっぽい、はっきりいって可愛くない容姿の赤ん坊だったのに、年と共に若々しく綺麗になっていくブラピ。「リバー・ランズ・スルー・イット」の頃みたい…どんだけ画像を加工したんでしょう(失礼)。


相手役のケイト・ブランシェットは、順調に老いていく役だけど、こちらは老け顔も綺麗。いや、むしろ老け顔こそ綺麗!
おばあちゃんになったケイトが最晩年の、つまり赤ちゃんになったブラピを抱っこするところなんて荘厳なほどに綺麗で。感動的な場面に、年を重ねた美しさが大きな意味を与えているようでした。


このシーンは、いろんなことを考えながら見てました。
今は亡き愛犬・モモちゃんの晩年は歩みはヨチヨチ、抱いて口に運ばないとご飯は食べられず、添い寝しないと眠ってくれないというものでした。


命あるものが変わっていく様を目の当たりにするのは本当に本当に哀しいこと。
でも、何も出来ない赤ちゃんに戻ったようなモモちゃんでも変わらず大切で愛おしかったし、「命の出発点と辿り着くところって違わないんだな。みんな子供に帰っていくんだ」と感じながら世話していたことを改めて思い出しました。


ベンジャミンは自分が大切に思う人と同じ歩調で生きていけない。普通じゃない、数奇な人生を送る男性の話なので悲しく、切ないエピソードも多いです。


でも「普通の人生」ってどんなものだかわからない。そもそも赤ちゃんって無垢なのに全てを知っているような哲学的な存在じゃないですか。
生まれた時は経験を積んだ老人たちと同じ姿で赤ちゃんに戻っていったベンジャミンの人生って、人間の本質からいえば意外と普通で数奇じゃないのかも。そんな風に思いながら見ていたので不思議な温かさが胸に満ちるような映画でした。


『ベンジャミン・バトン』公式サイト


でも、ブラピが船に乗るところ。船嫌いな私は目を閉じたら、一瞬寝てしまいました…

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ナ国☆映画館」カテゴリの記事

コメント

一瞬 目を閉じたら 寝てしまった…?
いやいや、目を閉じたら 一瞬寝てしまった…?
どっちゃでもいいけど 結局 寝てしまったのね、ナラリーノさま。

ベンジャミンバトン…

あ〜ベンジャミンバトン、、、


映画をみながら思い出せるモモたんのような存在はいないのだけど、加工された若いブラピだけでも みる価値ありなのかな、、、

「リバー・ランズ・スルー・イット」懐かしいです。
老けたね、ブラピ。

モモ様の晩年の記述で涙出ましたよ!
そういえば最近、育児も介護の一種と言われたなぁ。

よく、人間年を取ると子供に帰ると言いますが、やはり、動物も同じなんですね。
赤ちゃんに帰った様に甘えるモモちゃんに、添い寝をするナラリーノさんの姿が、目に浮かぶようです。

お船が苦手なのですか?じゃあ、『パイレーツ オブ カリビアン』なんて観たら泣いてしまうかも?

ナラリーノさんの映画評を読んでいると、どんどん観たい映画が増えていって、うれしい悲鳴をあげています(;∇;)
今日は、これから、『マンマ・ミーア』観に行ってきますね~☆

movieがあるちゃん

いかんいかんいかん、紛らわしかったわね。

「目を閉じたら、一瞬、寝た」です!

私、休日はやたらと眠たがりなので
映画の筋に関わらず眠かった−−−(絶賛言い訳中)
つまらなかった訳では断じてないぞ!!!!!

>加工された若いブラピだけでも みる価値ありなのかな、、、

うんうん。綺麗なブラピ、価値あり♪
加工以外のところも素晴らしい映画なので是非見てみてね♪

movieぽおるさん

>老けたね、ブラピ。

ホントに。なんとなく老化が顕著に出そうな肌
(水分の少なそうな)だから余計にシワが−−−

>モモ様の晩年の記述で涙出ましたよ!

ありがとう!ぽおるが映画観たら、余計泣きそう(^^;)
いずれビデオ/DVDでね♪

育児も介護も大切な御世話だもんね。一緒一緒!

movieはなさん

ホントに...こういう時、人も動物も同じなんだなあと思います。
命あるもの、みんな一緒。植物は違うかもしれませんが。

>お船が苦手なのですか?

そうなんです。乗り物全般ダメなんですが船は特に。
漢字を見るのもいやなくらいに!
J・デップ好きですが『パイレーツ オブ カリビアン』は見てません!見れない!

>どんどん観たい映画が増えていって、うれしい悲鳴をあげています(;∇;)

うわ、嬉しい、ありがとうございます!
『マンマ・ミーア』、いかがでしたか?
アバの音楽はもちろんメリル・ストリープがキュートでしたよね♪

>そもそも赤ちゃんって無垢なのに全てを
>知っているような哲学的な存在じゃないですか。

うんうん、そうだよね。
時々こう、なんていうか、赤ちゃんに見透かされて
いるようにすら感じます。

「教えるつもりが、教えられ」って言葉は
本当に、その通りだな~って。
物言わぬ(まぁ、色々言うけど)犬たちも
本当に色々と大切なことを教えてくれるし。。。


「リバー・・・」は、劇場で観ている最中に
うっかりお茶をこぼしてしまい。
顔をあげたら、ブラピの出番が終わっていた、、、
けれど、美しく切ない映画だった、、、気がする。
なんかこう、ブラピの醸し出す雰囲気と役柄が
とても一致していた映画だった、、、と思う。

そうだ!アバのベストを購入しよっと!
あと、怪人20面相を見逃してるんだ~!!
DVDになったら、借りよう。ナラリーノ様から♪

movietanakaはん

「リバー...」、実はブラピの美しさもさることながら
ラストのナレーションが好きなんです。
いろんなことがあったけど、その間を河は流れ続ける、って。
「『リバーランズスルーイット』のイットってなんだよ〜」って
思ってたんだけど、最後で納得したという。

K-20、まだ劇場でやってるんで是非見てください!
あれは大画面じゃないと!

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【 製作年 】 2008年 【 製作国 】 アメリカ 【 配給 】 ワーナー・ブラザース映画 ... [続きを読む]

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