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ノンナもそんな女


いまだに引きずっている『テレプシコーラ』第10巻。落ち着かなくては…でもやっぱり哀しい。


『テレプシコーラ』を読むナラリーノの頬を伝うこの涙。「じんわり、つつつー」といったしっとり感とか「号泣!」といったスッキリ感はなく、すりむいた傷口から体液がビショビショ染み出てくるような。そんな痛い涙であることだ『テレプシコーラ』第10巻。


気を取り直して、同じ山岸凉子作品である『アラベスク』を読み返してみた。



◆『アラベスク』あらすじ

舞台は旧ソビエト。

優秀なバレリーナである姉を持つノンナの悩みはその長身。170cm近い長身でパートナー探しもままならない。

将来を悲観するノンナだったが、ソビエトバレエの星・ミロノフとの出逢いにより
繊細さとダイナミックさを併せ持つ彼女の才能が開花する。

***************


『アラベスク』のヒロイン・ノンナと『テレプシコーラ』の六花ちゃんはかぶるところが多い。


ふたりとも次女であり、ふたりともお母さんはバレエの先生。姉貴のほうが有望株のバレリーナであり、自分は劣等生と思っている。


肉体的なハンデを持っているが(ノンナは身長、六花ちゃんは右足の股関節)優秀な先生に独自の才能を見いだされる点も似ている。


そして、亡き人から踊ることへの執念を教わる点も同じく、だ。


ノンナはパリ・オペラ座のマチューに、六花ちゃんは…


でもでも。
主要な人物の設定がこうも似ているというのにストーリーに二番煎じ感のない『テレプシコーラ』。旧感がまるでない『アラベスク』。どちらも凄い。2作品ともバレエを描きなながら、それを取り巻く人々の人生をドドンを見せつけてくれる。


読み返してみると『アラベスク』のほうがより少女マンガ風だ。しかも王道の。やっぱり主人公の恋が描かれているせいかな?スポ根要素だけじゃなく、甘やかなエピソードも多々挟まれている。


「こんなのって、いいな☆」


この作品をリアルタイムで読んでいた乙女たちはバレエの厳しさもさることながら、甘やかでマンガチックなエピソード(ex.かっこいいミロノフ先生がノンナと…♪)にも胸震わせたことだろう。


(『テレプシコーラ』は様々な悲劇に胸震えますが…)


それに『アラベスク』のノンナのほうが遮二無二踊ることで自ら答えを見つけ出している感じ。


もちろん周囲のサポートはあるけれど、失敗やライバルたちとの小競り合いの中で自分らしく踊ることの意味やバレエとは何なのかということを自分なりに見つけている。


ノンナのほうが年上な設定だから?六花ちゃんは、今後それを見つけていくんだろう。だから読者の共感度という面から見ると現時点では『アラベスク』が上、かな?


かつ、「これ読んだら、バレエ習いたくなっちゃった〜」度も『アラベスク』のほうが上だろう。


『テレプシコーラ』を読んでバレエ、習いたくなる、かな…?


私は


「絶対バレエなんて続けられないや〜〜あはははは〜〜〜」


と、思ったが。


でも『テレプシコーラ』だっていいよ!


何度も何度も、10巻の衝撃の場面の前を読み返してみる。確実に前に進むはずだったことがいつの間にかガラガラ崩れてしまっていた。きっと、さらりと描かれた事件の前にまだ描かれていない何かがあるのだろう。


『アラベスク』はもう終わっちゃったけど『テレプシコーラ』はまだまだ続く。そして、六花ちゃんの才能の開花の方向やいかに???



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コメント

今日発売のダ・ヴィンチはテレプシ特集。
ナラリーノ様の読みの深さが確認できる作者の
インタビューが掲載されておりました。
読み始めた頃は私も憧れました、バレエ。
でも今は....プリマを目指さないけど(当たり前!)、
なんとなく怖いです。

(^^)ぽうるさん

ふふふ、買っちゃった?
私も購入しちゃったよ、テレプシ特集。
朝、キヨスクで見かけて!
よくわからぬままに。今日発売だったんだね。

本日の記事って、前に書いたものを
たまたま今日の20時に予約設定しておいたの!
そしたらダ・ヴィンチったら!
私のブログの予約設定を知っているかのように!?
誰かスパイでもいるの!?(なんの話だ?)

>そしたらダ・ヴィンチったら!


すごいねぇ、どんどんペプシンと
シンクロしてるんだねぇ!

え?テレプシ?失礼しました。。。

昔、バレリーナを目指していた私。
まずは『アラベスク』を読了してみたいです。

(^^)tanakaさん

ふふふ、とうとう『ペプシン』。
なんだか栄養素みたいになっておりますな。

私、昔は全く頭になかったのですが
大人バレエを習いたくて仕方ないの。
どこかにチケット制の、ストレッチ中心の
バレエ教室ないかねえ?一緒に行かない???

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