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『生かされて。』

図書館で予約していた本が、やっと手元に☆



I・イリバギザ『生かされて。』(PHP研究所刊)


強烈でした…


◆『生かされて。』あらすじ

1994年、ルワンダ。
常春のように穏やかだったこの国で長年続く民族間の争いが激化、多数派のフツ族が少数派のツチ族を虐殺するという事態が勃発する。

敬虔なカトリック教徒の家庭に育ったツチ族のイマキュレーは、父の言葉に従いツチ族の避難所を脱出、フツ族の神父にかくまわれる。

“隠れ場所”としてあてがわれた狭いトイレの中で、同じく殺戮の目をかいくぐった7人の女性たちと過ごすことになったイマキュレーは——

***************


この大虐殺のことは、よく覚えている。
その悲惨さのわりに当時大きく報道されていなかったと思うが、それでもアフリカで「部族闘争」が起きていることは知っていた。


その頃、この闘争について


「町中で、同じ国の人間同士が殺し合いをしているらしい」
「”敵”を見分ける方法は、鼻の形らしい」


といった話が出ていたのだが


「鼻!?」「それはウソでしょう」「だって、そんなバカな話ってある?」「鼻なんて、同じ民族でもいろんな形があるでしょ?」


と思った記憶があるのだが。
この本を読んで知った。「フツ族が、ツチ族を殺す際の見分け方」は実際、そんなレベルだったようだ。


もちろん、鼻だけでなく背の高さや若干の肌色の差、部族証明書の有無もあったようだが。プラス、民族間の争いの歴史が長いので


「あの人はフツ」
「あの人はツチ」


という認識が近所同士にあったようだが。


だから——ほんの数日前まで仲良くやっていた近所のフツ族の人たちが、ナタ持って隣人のツチ族を殺しに来るという——


「お前で(殺した人間は)400人目だ!」


って叫びながら…もう冒頭からそんな調子。読んでいて、鳥肌ものの恐怖だった。


ただ、この本の秀逸さは著者の意識がルワンダの悲劇を語ろうという点ではない。どの国にも起こりうる民族間の憎悪の連鎖を断つためにすべきことを書こうとする点に置かれているところ。


「憎悪の連鎖を断つ方法」。それは、とてつもなく難しく、なかなかできないことのように思えたが。。。


その難しさを解く鍵は「信仰心」。だからこそ、よけい難しく感じたのだが。


だって、著者のイマキュレーさん。トイレで隠れていた悲惨な頃のことを「神様と対話ができた時間だった」なんてふと懐かしんでしまう。


私にはムリムリムリムリ!!!


そんな私なので、フツの人の話も聴いてみたいな…と思ってしまう。何かをキッカケに、そうまで狂気に走る人たちの気持ちもむしろ知っておきたい。。。


そう、人間って簡単に変わってしまうみたい。そして、世界が形を変えてくれないのなら自分が変わるしかないみたい。


難しい。。。

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コメント

世界が形を変えてくれないなら自分がって本当だなって思うけど重いね(>_<)
みんな同じ人間なのにね。

>>神様と対話ができた時間だった・・・なんて
>>ふと懐かしんでしまう。

私にもムリムリムリムリっ!!!

(^^)miraiちゃん

>世界が形を変えてくれないなら自分がって本当だなって思うけど
>重いね(>_<)

そうなのよ。。。きっとその通りなんだろうけど
なかなか簡単にできないしね。。。

この本を書いたイマキュレーさんのお母さんは
すっごく愛情深い人なの。
家族を思う気持ちに泣かされます。
miraiちゃんも、アッパやmaruたんのことを思いながら
是非読んでみてください☆

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