オジオバも萌える『花男2』

2007年新ドラ。
放送開始の先陣を切ったのはTBS系『花より男子2（リターンズ）』。全36巻、累計5500万部超えの発売数を誇る大ヒットマンガを原作にした人気ドラマの続編だ。

ナラリーノ、マンガ版『花男』は途中までしか読んでいないので、たとえ今回のドラマが原作に忠実であったとしても話の流れはわからない。

だから——ニューヨークに留学した道明寺司（松本潤）が日本に置いてきた恋人・つくし（井上真央）に冷たくする理由もわからない。

（何となく、わかってきたが）

どうせ最後はハッピーエンドなんでしょ？と思いつつ

新鮮。。。

そして、松本潤。

「オレはもうガキじゃねえんだよ」

そんな風に井上真央にうそぶいちゃって。

そうね、マツジュン。

'97年放送のドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』のビデオ（友人・アリミツォーネ所有）を観たことがある私には

「そうね、マツジュン。あんなにポテッと可愛かったのにね、グフ」

懐古。。。

そんな新旧もろもろの思いがよぎるこのドラマ。ストーリーの面白さはもちろんのこと、気持ちが引きつけられる俳優陣目白押しという点でもチェックを怠れないドラマだ。

たとえば、つくしの弟・進役の冨浦智嗣くん。

甲高い声。クネクネした動き。弱々しい容姿とは裏腹な逞しい精神。

行く末は“おばおじさん”であること必至ななんとも中世的な男の子である。

そんな彼の

「★☆♪#%$¥〜」
（表記しがたい叫び）

を聞くと、ああ、帰ってきたのね『花男』…と思わず目頭が熱くなったりならなかったり。

その上、まさか出てくるとは思わなかった司のお姉ちゃん役・松嶋菜々子の登場は嬉し過ぎた。

ナナコ…

キレイ。そしてデカイ。似合ってるよ、その役も、ドレスも。グフ。

そしてそんなナナコが世話を焼く、井上真央の愛らしさはどうだ！？

ナナコに抱きしめられるとナナコの胸の位置くらいしか身長がないような？

小栗旬のヘソくらいしかないような！？

並ぶとマツジュンがデカく見えるのは、実際マツジュンが大きいからなの？それとも井上真央が小さいからなの！？

可愛い〜〜〜グフ♪

ナナコとマオにやられた私こそよほど「オジオバサン」であるような。そんなドラマだ『花男2』。

ちなみに。
宇多田ヒカルの挿入歌もよかった。
この人の歌は単品で聴くよりBGMとして聴く方が耳に残る。映像を邪魔しないのに歌の輝きが増すような。

ちなみにこれと真逆なのはB'zだろう。その歌の存在感、ある意味ドラマを邪魔するような？

◆『花より男子2（リターンズ）』第1話

貧乏な家庭に生まれながらも超金満な高校に通う「つくし」はどんな困難にも負けない雑草魂がウリの女の子。
目下の悩みは今後の進路、そしてかつて高校を牛耳っていた御曹司４人組「F４」のリーダーでNYに留学中の恋人・道明寺司と全く連絡が取れなくなったこと。

「F４」の残りのメンバーたちも卒業し力になってくれる人がいなくなった高校で、「道明寺の命令」をキッカケにしたつくしに対するイジメが始まる。もろもろの真実を確かめにNYを訪れたつくしだが道明寺に冷たくあしらわれ傷つく。

そんな折、日本で催された司の誕生日パーティでつくしは驚きの発表を耳にして——