B'z行脚と、その奇跡
B'z教徒に科せられた使命その1、それは「全国行脚」。
日本各地で行われるB'zのライブ。時間に余裕のある信者は各地のライブ会場に赴くと同時にその地の名所名跡を訪ねることで歴史に触れ、人としての教養を高めなくてはならぬ。
旅の途中の出来事を通して大人にならねばならぬ。
もちろん、ナラリーノも毎年行脚に参加中。北は北海道、南は沖縄まで様々な街に行きました。
そんな行脚の、衝撃の思い出。題して「行脚。その巡礼の奇跡」
◆[B'z LIVE-GYM '93 Pleasure'93"JAP THE RIPPER"]
(1993.8.1 静岡県弁天島海浜公園)
B'zが初めて行った野外ライブ。ナラリーノは、会場からやや離れた某ホテルに宿泊。
翌朝。
帰る支度をしていた我々B'z教徒の部屋に女将が入ってきた。
「お客様たちは、B'zのコンサートをご覧にいらしたんですよね?」
「ハイッ!」
軍人のように答えた我々に女将はなぜか、すまなそうな顔をする。
女将、どうしたのかな?
「先程お立ちになられたのでお話ししますが…実はB'zの、歌を歌ってらっしゃるかたのご両親がお泊まりになられていたんですよ」
B'zノ、歌ヲ歌ッテラッシャル——
!!!!!
いいいい稲葉さんの!!!!!
ごごごごご両親が!!!!!!
いかん、嫁候補の自分がご挨拶もせず!(当時、勝手に候補だった)
だが、気落ちしても仕方ない。ご両親が帰られた後、それでもファンにそのことを話してくれる女将。なんとも奥ゆかしいではないか。
「どんな方でしたか?」
女将に倣い、奥ゆかしくナラリーノは尋ねる。
奥ゆかしく、女将答える。
「ちゃんとした格好をされていました」
…チャントシタ
カッコウ…?
それは——息子の姿は
でも、お父さんとお母さんの身なりはちゃんとしていました、ということか女将よ!?
そうなのか?
◆[B'z LIVE-GYM 2005"CIRCLE OF ROCK"]
(2005.6.25 広島グリーンアリーナ)
このブログでもたびたびコメントしてくれるtanaka嬢とともに広島上陸。ライブ後。お夕飯を食べるべく、目星をつけておいたお店へ行ったのだが。
ない。。。
手元の地図をどう見ても、絶対に「ここ」にあるはずのお店がその場所に存在しない。
しかたなく我々は、「第1希望に入れなかった時はココ」と決めていたお店に向かった。ほどなく、第2希望のお店に到着。入ろうとすると
スッと、店前に黒いバンが止まったのだ。すると——そこから出てきたのは——
B'zのバックバンドの皆さんでした——
ひゃああああ…
しかも。
我々が入るつもりの店に入っちゃった。。。
お店は、建物の半地下にあったのだが小さなお店だった。我々二人が座る席は充分あるのだが——
「興奮して、食べられないよね」
気弱な我々がそのまま引き返そうとしたところ。
バンドスタッフの一人が店の外に顔を出し、
「シェーン!こんなとこに鞄出しといちゃダメだよ!!」
店の中にいる、ドラムのシェーンに声をかけた。
…そうなのだ。
いくら半地下、「ビルの中」とはいえ「店の外」なのに。カナダ人のシェーンにとってはやはりニッポンは治安の良い国なのだろうか。山に行くのですか?と問いたくなるようなドでかいリュックサックを、ビルの廊下に置き去りにしていた。
そして——
いそいそと店から出てきたシェーンと——
目が合ってしまった——
こういう時、私は心底ずうずうしいのでツカツカと近寄り、
「はじめまして、東京からライブ見にきました!ファンです!!!」
おまけに、手まで差し出すと
「OH! THANK YOU!!」
シェーンは、笑顔で握手してくれたのだ——
ありがとう、そして、不躾に声をかけてホントにゴメンね、シェーン!!!
でもね。
私には連れがいるの!!!
私は後ろで固まって完全に腰がひけているtanaka嬢の腕をグッとひきよせ
「彼女もデス!!!!!」
シェーンの前に突き出した。
「OH!」
快く、tanaka嬢とも握手してくれたシェーンにお辞儀をして別れた我々は——
広島の路上で万歳——
「なんか、胸とお腹がいっぱいになっちゃったね〜」
そのまま歩き出したのだが。その時。最初に探して見つからなかったお店が目の前にあった——
「さっきは、なかったよね!?」
「絶対なかったよ!」
「閉めていたんじゃなくてあの場所になかったよね!?」
「シェーンに会うために、神様が隠しておいてくれたのかな!?」
「アハハハハ〜〜〜」
どこまでもおめでたい、tanakaとナラリーノであった。
改めて、シェーンありがとう!そして、食事前に本当にゴメンなさい!
◆[LIVE 2004 ~en~]
(2004.9.20 グランディ21・宮城県総合体育館)
稲葉さんのソロコンサートにて。
tanaka嬢の友人、シミチョリーナさんが旅の段取り全てを取り仕切ってくれたのだが、帰りの新幹線がグリーン車だった。
「日程的に、稲葉さんが乗ってくるかもしれないでしょ!?」
ファンとは、こういうものなのか。。。自分たちのボンヤリ加減に今更気づくtanakaとナラリーノ。
「でも、稲葉さんと同じ新幹線に乗れるなんてなかなかないんじゃないの?」
心の中では思っていたのだが。
はたしてグリーン車は、ガランと静かだった。あとはただ、出発を待つだけ。
刹那。
新幹線のホームで、女性の黄色い声が上がった。
…?
その声が、どんどん大きく、近くなってくる。
…?
キャーキャー言ってる女性陣に取り囲まれながら、とある一団がホームを移動している。そして、その一団がグリーン車に乗り込んできたのだが——
一団。
どう見ても、「ギョーカイ人」。
——まさか——
——まさか——
まさか!?!?!?
乗り込んできた一団のラスト、堂々と席に着いたのは——!!!
槇原敬之だったぁぁぁぁ…
行脚の思い出、まだまだあるのでいずれまた公開いたします!!!
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コメント
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やば!大笑いして手にした蜂蜜トーストが
キーボードにタラーリといっちゃったよ!
キーボードを歯ブラシで磨いてコメント中。
ナラリーノ様&tanaka様、本当に素晴らしいですね。
投稿: ぽうる | 2006年12月19日 (火) 01:15
ま、まっきーだったか!
読みながら、私も稲葉さんであることを期待したよ。
チャンスはこれから!
そのうちホントに遭遇するんじゃないかしら?
投稿: ヲギィ | 2006年12月19日 (火) 13:22
ぽうる様
いえいえ。すべて、ナラリーノ国王の
お力のおかげでございます☆
本当に、シェーンさん良い方で☆
演奏中の気迫から、どんな大柄な方が??
と思ったら、細みのナイスガイ!!
あぁ、、、いつかナラリーノ国王の
お力で、ご本尊にお会いしたいものです♪
投稿: tanaka | 2006年12月19日 (火) 15:10
皆様
オチに喜んでいただけたようで満足です☆
さあ!新幹線では稲葉ご本尊に逢えなかった
ナラリーノですが・・・
実は10数年前、もっと間近でご尊顔を
拝謁しているの♪
そこで予告!
12月20日17時8分更新の記事
「稲葉さんに笑われた日」にて
ご尊顔拝謁の思い出を暴露しまっす。
お楽しみにね☆
投稿: ナラリーノ | 2006年12月19日 (火) 23:55
仙台にもいらっしゃったのですね!
また来る時にはご一報くださいませ(^_-)
接待させていただきます。
しかも、おそらく会場となるであろう場所は
私の実家から近いんです(^^)v
それにしても、最後のオチが笑えます(^^♪
投稿: kappy | 2006年12月23日 (土) 23:04
♪kappyさま
なんと、お近くなんですか?ライブ会場!
次回仙台に行く時は絶っ対連絡させてください!!!
kappyさんも東京/中野サンプラザでコンサートを
ご覧になる時、もしくは大久保コリアンタウンに
行かれる際はナラリーノまでご連絡を!
この間kappyさんが闊歩した大久保は、電車ですぐ
なんですよ〜☆
投稿: ナラリーノ | 2006年12月25日 (月) 23:27