小泉だよ、全員集合〜
5年前の今日、小泉内閣発足。
今までの日本首相とはなんとなく一味違う、小泉純一郎氏がババンと登場したわけだ。
小泉政権の5年。
これといって思い入れなし。
たとえば、チェルノブイリ原発事故から20年(1986年4月26日)、JR福知山線事故から1年(2005年4月25日)と聞くと
「早いなあ…」とか「もうそんなに経ってしまったんだ…」といった感慨を覚えるのだが
小泉政権の5年。特に早いとも遅いとも長いとも思わない。
一度、小泉首相(以下、純ちゃん)を見かけたことがある。
見かけた…気がするが、あれは本当に純ちゃんだったのだろうか。
それほどに、彼と私の距離はありすぎた。
ナラリーノ地方(ナラリーノの住む街。ナラリーノ痴呆ではなく)に純ちゃんが選挙応援にやってきたあの日。あれは何年前のことだろう。
あの日、駅前は大フィーバーだった。
純ちゃん登場の定刻以前から純ちゃんを見たいと願う人たちが駅前に集まっていたようだ。
みんな、自民党応援してるの?みんな、小泉さんが好きなの?
いや、ただミーハーだっただけで。
かくいう私も「あと10分ほどで純ちゃんが目の前に!」といった時間帯に、たまたまどこぞから駅前に戻ってきた。
10分待てば有名人・純ちゃんの姿を拝めるということで「だったら、この人ごみに紛れて待つか」と思った次第。
ミーハーだ。
それを証拠に写メールも用意。
が、しかし。
遠い。
私が立った位置から、純ちゃんが応援演説をする選挙カーまでの距離はなんだかもう、ものすごーーーーく離れている。
念のために、写メール試し撮り。
シャララポワーーーン♪
むむぅ。
なにぶん夕方、選挙カーを照らす照明の光がキラキラ散るように写っている。
その中央に、私の目の前に立っているおじさんの頭。
写メールは諦めようと思ったその時。
ナラリーノ地方の民たちが待ちに待った純ちゃんの登場だ。
が、しかし。
遠い。
米粒みたいだ。
それほどの距離感。実際、米か俵か影武者が選挙カーに立とうとも、私はそれを「純ちゃん」と呼んだであろう。
まあ、演説さえ始まれば。声さえ聞けば、あの米のどれが純ちゃんであるかが判別できよう。
ワクワクワクワク…純ちゃんの第一声。せーの!
小泉純一郎「ビ、ビババン!!!」
ビババン?
皆さん!といいたかったのであろう純ちゃんは、全国津々浦々の応援演説行脚の末、完全にノドをつぶしていた。結果、純ちゃんの登場を待ちに待った民衆たちはただのドリフとあいなった。
小泉政権発足5年。
彼との思い出は、そんなもの。ああ、ビバノノ。
さりげなく韻まで踏んだが埋まらない我ら民衆と純ちゃんの距離。
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